なぜ女子大に工学部が必要か?
DojoCon Japan 2023の会場となります奈良女子大学より、工学部長の藤田盟児様より「なぜ女子大に工学部が必要か?」テーマにお話いただきます。
以下、藤田工学部長からのメッセージを紹介いたします。
昨年度、奈良女子大学は日本の女子大学で初めて工学部を開設しました。 女性エンジニアが必要とされている理由は何か、現代に必要な工学とは何か、そんなことを考えてカリキュラムを作成していると、これまでの工学部とは異なるかたちになりました。 女性のための工学部ですが、その中には男女関係なく現代社会を生きるエンジニアを育てるヒントも含まれているかと思います。 そうした視点からお聴きくだされば幸いです。
プロフィール
藤田盟児(ふじた めいじ)
- 1977年(S52)愛媛県立今治西高校卒業
- 1984年(S59)東京大学 工学部 建築学科 卒業(工学士)
- 1991年(H 3)東京大学大学院 工学研究科 建築学専攻 第1種博士課程修了
- 1992年(H 4)奈良国立文化財研究所 入所
- 1996年(H 8)名古屋造形芸術大学 助教授
- 2003年(H15)広島国際大学 教授
- 2016年(H28)奈良女子大学 生活環境学部 住環境学科 教授
- 2022年(R 4) 奈良女子大学工学部長 現在に至る
専門分野・研究テーマ
建築歴史・意匠:和室形成史の研究、建築美術史の研究
文化財建造物の修復
- 重要文化財・澤原家住宅(呉市)、小牧市指定文化財・岸田家住宅、吉良町指定文化財華蔵寺経蔵、呉市指定文化財・旧金子家住宅など指定文化財の調査と修理監修
- 福山市信岡家住宅・安芸高田市日野家・庄原市瀧口医院などの登録文化財調査。岡山市の近世寺社建築調査、厳島門前町・福山市鞆の浦地区・竹原市竹原地区・備中高梁市吹屋地区の各保存対策調査の部門担当および一部監修
著作
- 『日本建築様式史』美術出版社、『和室学』平凡社、『和室礼賛』晶文社、『日本美術全集』小学館、ほか共著多数
社会的貢献
- 文化庁文化審議会第二専門調査会委員長と山口県の文化財保護審議会委員長、兵庫県・奈良県の文化財保護審議会委員、呉市・竹原市・廿日市市・高梁市などの伝統的建造物群保存地区保存審議会委員、竹原市・府中市・三次市の文化財保護審議会委員など委員多数